燃費について

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2015-08-28

最近販売される自動車は、エンジンのダウンサイジングや、高効率化により、燃費がとても良くなっています。

 

ちょっと古い車は、どうしても燃費が今の車よりも劣ることが多いです。

 

でも、燃費って、走り方で全然変わるんです。

 

加速時のアクセルの踏み方だけではなく、減速や、車線変更など改善できるところはたくさんあります。

 

私は以前、某自動車雑誌の企画で、燃費走行を検証する「メカニック兼ドライバー」を担当したことがありまして、今でも自分なりに燃費走行には自信があるというか、ある一定の自論を持っています。

 

当時担当していた車は、ほぼ新車の状態のSUVで、5000CCを越えるV8エンジンの乗った車両重量2.5トンの、燃費にはきつい車。

 

カタログスペックでは、

・一般道路の燃費: 6.7KM/ℓ
・高速道路の燃費: 8.46KM/ℓ

 

となっていましたが、僕は、高速道路無しの一般道のみの走行、横浜から富士山の五合目までの登りを含めた一般道での往復230キロで、10.6KM/ℓという数字を出しました。

 

これはそんなに特別なことではなくて、他の車でもカタログスペックに表記されている燃費を越えることは、コツさえつかめばそう難しくありません。

 

燃費走行って、お金の面でケチケチしているように見えるかもしれませんが、やってみると運転のひとつの楽しみになります。
基本的にスムーズな運転が基本になってくるので、車もいたわり、同乗者の乗り心地もとても好評になります。
そして、自分の車の周りの状況をよく見ることも燃費走行には大事なことですので、安全運転にも繋がります。

 

というわけで、

僕の中で燃費に大事なことを書き連ねてみたいと思います。
(あくまで自論ですので、必ずしも正しいとは限りません。笑)

 

大きくまとめると

 

・やさしいアクセル操作。
・やさしいハンドル操作。
・暖気運転は短め。
・ブレーキはあまり踏まない。
・車間距離は基本的に広く。
・周りの車の動きを良く見る。
・空気圧は高めで、車の状態は良好。
・高速道路などでは燃費の良い速度を探す。

 

 

● やさしいアクセル操作

基本中の基本です。

アクセルをガバッと踏まず、ゆっくり踏み込みましょう。
アクセル開度を10%に踏む場合、いきなり10%に踏むのではなく、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10%と1ミリ1ミリのアクセルペダルの動きを右足で感じましょう。

アクセルを戻すときもいきなりポン、と0%に戻すよりも、10,8,6,4,2,0%とやわらかく戻しましょう。
この戻しの感覚は、下り坂や高速道路の速度調整に大事です。

停止時からの発進時などは、ブレーキを離しアクセルに踏み合えるときに、1秒くらいクリープで加速するとなお良いです。

 

 

● 暖機運転は短め

最近の車はそんなに暖気を必要としません。メーカーも公言しています。
エンジンを掛けて、最初にアイドリングが高くて、一分もしないうちにエンジンの回転が落ちてくると思いますが、それくらいのタイミングで十分です。
ゆっくりクリープを使いながら、ほんのちょっとだけアクセルに足を乗せるくらいの気持ちでソロソロっと走り出しましょう。
どうせエンジンがあったまったところで、オートマチックトランスミッションもデフもサスペンションはまだ冷えていますから、最初からエンジンと一緒に暖めましょう。

アイドリングってかなり燃費が悪いのです。こだわりたい人は信号待ちなどのアイドリングストップもとても有効です。

 

 

● ブレーキはあまり踏まない。
● 車間距離は基本的に広く。
● 周りの車の動きを良く見る。

この辺は、周りの交通状況にもよりますし、慣れが必要になるとは思うのですが。

少し先にある信号のタイミングが赤になるのがわかっているのであれば、アクセルは緩めるべきです。
惰性でも車はずいぶん走りますし、ブレーキを踏まなくても緩やかに減速をします。

高速道路では、とにかく一定のペースで走りたいものです。

これは一定の速度で走るということではありません。
上り坂にアクセルを踏み込んで、下り坂にアクセルを放して速度を一定に保つクルーズコントロール的な走りではなくて、基本的にアクセルの踏み込み量の変化を最低限に抑え、ちょっとくらいスピードの上下があっても大丈夫、という考えです。
これは、周りに車が少ないことが前提ですが。

加速をするエネルギーと、すでにある速度を維持するのでは、燃料消費に大きな差が出るからです。
90キロから100キロまでに5秒間を掛けて加速をするなら、15秒を掛けて加速をしたほうが燃費がいいのは当然です。

車間距離を広く取るほうが、無駄な加速、減速を減らすことができます。

追い抜きや追い越される時に、無駄な加減速を行わないためには、他の車の流れを良く見てタイミングよく車線変更をすることが大事です。

こうなると、バックミラーを定期的に見ることが大事になってきます。

しばらく続ければ、前の車と後ろの車の動きや距離と速度を、やんわりイメージして、自分が運転席から10メートルくらい高い位置から俯瞰で道路を眺めているように周りの流れを把握できてきます。

その状態で、追い抜きやすいときに無理に加速せずに追い抜いていきます。
道を譲るときも同様です。

アクセルを踏みこみたくないのに、登り坂に差し掛かったりするときはエアコンのコンプレッサをOFFにしたり。

やれることはいろいろあって、長距離の高速道路のドライブのひそかな楽しみです。

 

 

● 空気圧は高めで、車の状態は良好。

これは、基本です。
空気圧はせめて2.5キロくらいは入れておきたいところ。
あまり高すぎるのも危険ですが、タイヤの状態に不安がなければ3キロくらいでも大丈夫です。

 

 

● 高速道路などでは燃費の良い速度を探す

これは、車種によって異なるのです。

80キロでの走行が一番燃費が良い車もあれば、大排気量のスポーツカーなどでは、120キロが一番燃費が良いという車もあります。

 

 

と、駆け足にお話させていただいた燃費走行ですが、別にケチケチしているわけではなく、心地よいと感じるレベルでやれば燃費走行も気持ちよいです。

もちろん、私も四六時中燃費走行をしているわけではありません。
踏むときはちゃんと踏みます。

 

 

メルセデスでも、国産車でも、軽自動車でも燃費走行の基本は同じです。

 

普段の走行に取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

※自論なので、間違いもあるかもしれませんので参考程度にお願いします。

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